お口の健康度を数値化してみませんか?
2022.11.08
こんにちは。歯科衛生士の中嶋です。
11月に入り、今年も残すところ1カ月ちょっととなりましたね。
1年がほんとに早い・・・
先日、数年ぶりに宮島へ行きました。
宮島は観光名所やおしゃれなカフェも多く、近場ではありますがフェリーに乗ったり、ちょっとした旅行気分が味わえて、個人的に大好きな場所です♪
残念ながらまだあまり紅葉はしていませんでしたが、天気も良く、名所や美味しいものなどを満喫でき、大満足な休日を過ごせました!
さて、話は変わりますが、歯を失う原因には
①むし歯
②歯周病
③力の負担による歯牙破折
が挙げられます。
ご自身の歯を維持するためには自分のリスク(危険因子)を知ることが重要です。
当院では唾液検査“シルハ”を導入しており、口をすすぐだけの簡単な検査で、自分の口腔内の状態をチェックすることができます。
“シルハ”でわかることは、
①むしば菌:口腔内のむし歯の原因菌の活性度を測定します。活性度が高いと、菌が活発に活動しているということを表します。
②酸性度:歯が溶けやすい状態かを判定します。酸性度が高いと、歯が溶けやすい状態が長くなります。
③緩衝能:酸性になった口腔内は、唾液の緩衝作用で中性に戻ります。緩衝能が低いと中性に戻る力が弱く、歯が溶けやすい状態が長くなります。
④白血球:菌の繁殖などで歯ぐきや口の中がダメージを受けると、そこに炎症が起き白血球が増えるため、白血球の数値が高いと口の中のどこかがダメージを受けている可能性があります。
⑤タンパク質:歯周病などで口の中が出血すると血液中のタンパク質が口の中に出てきます。また、菌が繁殖することでもタンパク質が増えるため、口腔内のトラブルの指標になります。
⑥アンモニア:アンモニアが多いと口腔内の細菌も多い傾向があるため、アンモニアの数値は口腔内の清潔度を表す指標となります。また、口臭の原因にもなり、この数値が高いと口臭も強くなることがあります。
自分のリスクを知り、むし歯や歯周病を予防することで歯の寿命を伸ばし、さらには健康寿命を伸ばすことにも繋がります。
健康で豊かなライフスタイルを送るために、まずは口の検査(唾液検査)をしてみませんか?