ほんとにスゴイ唾液の働き

2021.12.04

こんにちは、歯科助手の菅原です。

さて、今回は「唾液」についてお話させて頂きます。
唾液には色々な働きがあります。

〇消化作用(食べ物を消化する働き)
〇洗浄作用(口の中をきれいにする働き)
〇殺菌、抗菌作用(細菌の侵入を防ぐ働き)
〇緩衝作用(口の中を中和する働き)
〇再石灰化作用(歯の表面のミネラルが溶け出した部分を修復する働き)
〇排出作用(異物を排出する働き)

唾液の分量は1日1.0~1.5ℓと言われていますが、そのほとんどが日中に分泌され睡眠時は少量しか分泌されません。
そのため夜中に細菌が繫殖しやすく、朝起きると口の中がネバネバしたり口臭が強く感じたりします。なので、寝る前の口腔ケアはとても大切です。

たくさんの大切な役割をもつ唾液は天然の万能薬ともいわれていますが、唾液の量は加齢やストレス薬の副作用などで減少することもあります。
お口と全身の健康を守るために唾液を増やすことが大切です。


① しっかり咀嚼する(噛む回数を増やす)

② 水分をしっかり摂取する
③ 唾液腺マッサージをする

毎日の口腔ケアのなかに唾液の分泌を促す工夫も取り入れてみてくださいね。

また当院では唾液検査を行っています。
この検査で、むし歯菌、酸性度、緩衝能、白血球、タンパク質、アンモニアの6項目を測定でき、むし歯、歯周病、口臭のリスクがわかります。



検査をしていただき結果に応じた口腔ケアのアドバイスをさせていただきます。

ご希望の際は気軽にお声かけください。


今年も残りわずかとなりました。国内で変異株確認など心配も尽きませんが皆さまくれぐれもお体ご自愛ください

皆様が穏やかな新年を迎えられますようにお祈り申し上げます。