マスクの下 お口開いてませんか?
2020.07.13
こんにちは!歯科衛生士の小原です。
新型コロナウイルス予防、まだまだ気の抜けない状況にありますが
皆さん負けずに元気でお過ごしでしょうか。
今では、マスク着用も習慣となっていますが、
今付けているマスクの下、口が開いて口呼吸になっていませんか???
呼吸の仕方なんか気にした事がないという方も多いと思いますが、
なんとなく鼻で呼吸したほうが良いという話を聞いたことはありませんか?
そこで今回は「口呼吸」による影響について
お話させていただきたいと思います。
口呼吸による影響を大きくまとめると
4つの原因が考えられます。
①虫歯や歯周病になりやすく、口臭の原因になる。
口呼吸をすると、お口の中が乾燥してしまい、
唾液がまわらず、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすく
なってしまいます。
②歯並びが悪くなる。
歯の並びは内側からの舌による圧力と外側からの唇や頬の筋肉からの
圧力の均衡が取れる位置に自然に並ぶようになっています。
そのため、慢性的な口呼吸だと外側からの圧力がかからず、
出っ歯や受け口などの原因になってしまいます。
特にお子様の場合は骨格にも影響が出やすいため、注意が必要です。
③風邪やアレルギーになりやすい。
鼻から呼吸する場合、外気を取り込む際に一緒に入ってきた細菌や
ウイルスなどを排除する機構が備わっているため
風邪を引きにくかったり、ウイルスに感染しにくいという特徴があります。
一方、口には鼻のような外気に対する機能が備わっていないため、
直接細菌やウイルスなどを取り込んでしまうことになります。
④老化を促進する。
口呼吸の場合、お口周りの筋肉が常に緩んだ状態となります。
使わない筋肉はだんだん衰えてきますが、お口周りの筋肉(口輪筋)が
緩むと周囲の表情筋も緩み、それが皮膚の緩みにもつながります。
この皮膚の緩みが目元や口元の皺の原因になってしまいます。
また、口輪筋が緩むとリップラインがぼやけて口紅のにじみ
の原因にもなります。
そのほかにも、口呼吸の場合は舌の位置を固定する筋肉も衰えるため、
二重あごやいびきの原因にもなってきます。
呼吸が習慣化してしまうと恐ろしいですね。。
免疫力を高めるためにも、
口呼吸ではなく鼻呼吸を実践するよう
心がけましょう。