新型コロナウイルスと口腔内細菌のコントロール

2021.02.01

皆さま こんにちは。

新しい年を迎え、早1ヶ月が過ぎましたが、
まだまだ私たちは新たなウイルスと戦い続けねばならないようです。

元の生活に戻ることを切望するだけでなく、
新しい生活を創造して定着させてゆくことが重要と思います。


マスクの装着、手洗い、うがいの他に

「口腔ケア」

も新しい生活の標準装備として
今まで以上に質の高いものとして定着してゆかねばなりません。

口腔ケアとは日常家庭で行う歯磨きや歯科医院で歯科衛生士が行う
口腔内の悪玉細菌の膜(バイオフィルム、歯垢)を定期的に取り除くことです。

口腔ケアでインフルエンザウイルスの感染リスクを
低下させることはできますが、
残念ながら新型コロナウイルスの感染を防ぐことはできません。

しかし口腔内細菌のコントロールにより、
新型コロナウイルスの肺炎と合わせて発症する
細菌性の肺炎を予防し
重症化のリスクを低下
させることができます。

また歯周病菌(菌体に毒素を持つ)の量を低下させることにより
重症化で問題視される免疫暴走(サイトカインストーム)を起爆させる
エンドトキシン血症を低下させることが出来ます。

望まずも新型コロナウイルスとは長く付き合っていくことになるため、
当院も今まで以上に感染対策を充実させながら
歯周病予防、口腔ケアの啓発、実践に力を入れる所存です。


香坂歯科医院

院長 香坂陽介