離乳食の与え方

2023.01.29

こんにちは、歯科助手の菅原です。
10年に一度の大寒波で、数年ぶりに岩国市にも雪が積もったりと、寒い日がつづいていますが、みなさまいかがお過ごしですか?

体調崩されないよう、お気をつけくださいね。

さて、香坂歯科医院では出産を終えたスタッフ、出産を控えたスタッフが2人と嬉しいニュースが満載です😃

そこで今回は「離乳食の与え方」について少しお話しできたらなと思います。


★哺乳期

赤ちゃんは、母乳やミルクを飲む時、乳首を上顎の窪みに入れ飲んでいます。
乳首をのくわえが足りないようでしたら乳輪部までしっかりくわえさせ下顎がしっかりと動いているかみてあげましょう。
哺乳反射は、生後4〜5ヶ月頃から徐々に減少しスプーンで食べる動きの準備が整っていきます。

 

★ゴックン期(5〜6ヶ月頃)
「大人が食べているのをじーっと見つめる」「食べものをつかもうとする」「よだれが多くなる」などがゴックン期のスタートのサインです。
ここでのポイントは「待つ」です。
「あーん」などと声かけをしながらスプーンで水平に下唇に軽く触れ口が開くのを待ちます。
口が開いたらスプーンの3分の2程度口に入れ、赤ちゃんが唇をおろすのを待ちます。
まっすぐスプーンを引き抜き、ゴックンするのを待ってから次をあげます。

★モグモグ期(7〜8ヶ月頃)
舌と上顎で食べものをつぶして食べる時期です。
早く飲み込めるからと、どんどん与えると早食べ、丸飲みを招きますのであせらず唇で食べ物をしっかり取り込むまで待ってあげましょう。
下記の食べさせ方は自分で食べものを取り込み舌で移動させる動きが学べません。

舌の前方部と上顎の前方部は、たべものの食感や形、大きさを認識したり食べる機能を促す上でとても大切です。同じ食材でも形状を変えて咀嚼の練習にしていきましょう。

★カミカミ期(9〜11ヶ月頃)
舌を上下左右に動かして歯ぐきで噛んで食べる時期です。
柔らかめのものを前歯で少しずつかじり取らせるようにしましょう。
手に持ったものを自分で口に運ぶことは食べる意欲を高めます。積極的につかみ食べをさせましょう。


またこの時期はコップ飲みの練習を始めるにも最適です。上唇が水面に触れることで「どのくらいの量」が「どのくらいのスピード」で口に入ってくるかを感知する練習になります。ストローのほうがこぼれることも少なく便利ではありますが、口腔機能の発達の面から見るとコップ飲みをオススメします。

健康な体を作っていく上で、とても大切な離乳食の与え方。
参考にしていただければ幸いです!

 

参考、引用:知多半島 5 市 5 町保健所作成「乳幼児の口腔機能支援ハンドブック」