イエテボリ法で新習慣
2022.03.28
こんにちは歯科衛生士の多谷です。
今年は寒い日が多く寒がりの私には辛い日々でしたが、やっと春らしくなって来ましたね。
3月といえば卒業のシーズンです。
コロナ禍での生活からも早く卒業したいものです。
皆さんも色々卒業して新しいスタートを迎える方や、新しい何かを始めようとされている方も多いと思います。
さて、当院ではむし歯予防の為に「イエテボリ法」をおすすめしています。
「イエテボリ法(イエテボリテクニック)」とは、1995年にスウェーデンの研究者たちが発表した歯みがき法です。
実験によると、通常の歯みがき方法と比べてむし歯の予防効果が40%以上高いことがわかったのです。その最大の目的は「歯みがきの後に口の中にフッ素を残すこと」です。
現在スウェーデンの歯科医院などで指導されている歯みがき方法のポイントをご紹介します。
<ポイント1>
フッ素配合の歯みがき粉をたっぷりと使う(目安は2cm)
<ポイント2>
歯全体に歯みがき粉が行き渡るように意識して2分程度歯みがきを行う。
<ポイント3>
口の中の泡などをしっかり吐き出したあと、口をゆすがない。
ゆすぎたい場合は水を少量にして、回数も少なくする。
<ポイント4>
歯みがきのあと、2時間飲食をしない(最低でも30分)
歯みがき後の唾液中に残るフッ素濃度とゆすぎの回数との関係を調べたところ、次のような結果でした。
当医院ではチェックアップの歯磨き剤をおすすめしています。
バージョンアップしたためより一層フッ素効果が向上しました。
新習慣として始められたらどうでしょうか?
参考引用:ためしてガッテンHP