歯科における「PCR」とは?

2023.10.10

こんにちは、歯科技工士の八木です。

ここ数年、コロナウイルスの話題で「PCR」という言葉をよく耳にしますよね。

実は歯科でも「PCR」という言葉が使われています。

歯科でのPCR検査の正式名称は「プラーク・コントロール・レコード」、英語では『Plaque Control Record』と言います。

この検査では専用の染め出し液を使い、磨き残したプラークの割合を数値で表示します。

 

一方、コロナウイルスの診断に使われるPCR検査の正式名称は「ポリメラーゼ連鎖反応」、英語では『Polymerase Chain Reaction』です。

この検査では極微量のウイルスのDNAの一部を試薬などを使って数百万〜数億倍まで増やし検出します。この原理を利用して、歯周病菌の有無を調べることができる装置が、前回のコラムで紹介したP.g.菌検出装置『オルコア』です。

被せ物の材料には様々な種類があります。

銀歯:Parajum
セラミック:Ceramic
樹脂:Resin

これらの材料にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、歯周病予防に役立つものを選ぶことをおすすめします。例えば、セラミックは他の材料に比べてプラークが付きにくいと言われています。

最後のPCRの話題は少し強引に感じるかもしれませんが、歯周病に様々な角度からアプローチしていけたらと思っています。何か気になることがあれば、気軽に質問してくださいね。