むし歯、歯周病では無いのに歯を失う原因とは?

2022.11.22

こんにちは!歯科衛生士の藤中です。
寒くなってきてなかなか布団から出られない季節になりましたね。

先日「えびす祭り」に行ってきました。
コロナでお祭りがなくなって寂しかったのですが、何年ぶりのお祭りだったでしょうか(^^) 規模は大きくありませんでしたが、屋台が並び子供達も大はしゃぎ!!

さて、話は変わりますが歯を失う原因は、

1.むし歯
2.歯周病
3.力の負担による歯牙破折

の3つが挙げられます。皆さんはいくつご存知でしたか??

1、2はほとんどの人がご存知かもしれませんね。
意外と3(力の負担による歯牙破折)はご存知ない方も多いのではないでしょうか??

そこで今回は歯を失う原因の1つである「力の負担による歯牙破折」についてお話します。

力の負担による歯牙破折とは…
噛みしめや歯ぎしりにより、歯に過度な負担がかかり歯自体が破れたりヒビが入ることです。

物でも何でもそうですが、1箇所に過度な負担がかかったりするとその物は壊れたり折れたりしますよね?歯にもそういったことがおきます。

通常、上の歯と下の歯は触れ合っていません。
もちろん、お食事の際はしっかり噛んで歯を使うことは大事です。

しかし、それ以外の時に上と下の歯が当たっていることが続くと、歯に負担がかかってしまいます。

例えば、

・何かに集中してる時、上下の歯は当たっていませんか?
・重たい物を持ち上げたり、運ぶ際、歯は当たっていませんか?
・痛みを我慢する時、奥歯を噛みしめていませんか?

このように、日々の生活の中で歯をくいしばっている場面というのは多くあります。
そして、これらのほとんどは無意識で行っていることで、なかなか気づきづらいのです。
まずは日中自分が上下の歯と歯が、食事以外で当たっていることがないかを観察してみて下さい。

むし歯予防、歯周病予防を頑張っているのに、力の負担による歯牙破折で歯を失うのはとてももったいないことです。
まずは「力の負担」でも歯を失うことがあることを知っていたたけたら幸いです。

ご自身が食いしばっているかどうかが気になる場合は、ご来院の際にお声がけください。